2024年3月9日

今日から友だちが新宿二丁目のスナックでバイトするというので顔を出すことにする。わたしが苦手とする人(仮にM子としよう)と友だちは共通の知り合いなので、M子も来店する可能性が高い。来てたら長居したくないから、店に行く前に映画を観て時間を潰し、二十一時半過ぎに行く。

M子は何かとマウントを取ってくるけれどかなり見当違いなマウントでみんなに苦笑されがちというタイプの人なのだが、ある時、わたしがM子のネガティブな噂にやや同調したことがきっかけに

「〇〇ちゃん(わたし)がM子のこと嫌いなんだって。自分はまあそれほどじゃないけど」

みたいな感じで、飲み仲間の中で一気に広まってしまった。

前の行きつけの店の飲み仲間なんだけど、今回友だちがバイトを始めた店でもすでに広まっているっぽかった。客層が同じという部分がある。M子のことをみんな本当に友だちと思っているのならM子を誰が嫌っているとか聞いても胸に秘めておくだろうから、みんなM子のことが好きじゃなくて、悪口を言いたくてうずうずしているってことだろう。ちょっとしたエンタメ扱い。自分の悪意はひとのせいにせず、きちんと自分自身の悪意として引き受けていただきたい。

映画は『青春の反抗』という台湾映画。時間と場所で選んだ映画だったけれど、悪くなかった。ストーリーはありがちでもありつつ、それがむしろ学生闘争のメインのテーマである気もするし、何より細部の描写はわたし世代の女性は強く共感すると思う。副が女性の感じ。