2023年9月30日

今日は毎月の病院からの観劇。

病院は胃薬と眠剤を処方してもらっている。眠剤については今後見直したいと思いつつ、まだ忙しくて新しい病院に行く時間もないので、いつものところで処方してもらう。

病院ではマスクをつける。毎回ここだけはコロナを思い出すなぁと思う。

観劇は友だちと「スリル・ミー」。友だちは舞台をあまり観てこなかったという人で、ミュージカルも面白いよっていう布教を試みる。友だちは好奇心旺盛な人であまり舞台を観てこなかったというのはひとえに今までの居住地によるものだろう。やっぱり興行は東京が圧倒的にアクセスしやすい。

わたしは前回2021年の時の公演を観て、その時はコロナ禍もあってか入手困難と思われたチケットが二公演キャスト違いで確保できたのだが、役者のパワーに圧倒された。二人芝居で役者は100分間出ずっぱり、セリフとして歌をピアノ一台を伴奏に歌い続けるというハードな舞台。本当に素晴らしく、また行きたいと思っていたのだ。

今日でわたしが観るのは通算三回目ということになる。キャストが全て違う。今回は木村逹成と前田公輝のペアだった。わたしとしてはスリルミーの「私」は地味で「彼」は派手で華やかみたいなイメージを持っていたので、木村逹成は「私」にしてはカッコ良すぎるのではないかと全方位に失礼な懐疑の念を抱いていたのだが、結果素晴らしかった。前田公輝の「彼」はやや人の良さが滲み出ていないでもなかったけれど、細かな仕草が上手いなぁと思った。

でも廣瀬友祐さんの「彼」も絶対絶対かっこいいいいので観てみたかったし(松也の「私」ももちろん良いに決まっている)、前回観て素晴らしかった松岡&山崎ペアもまた観てみたかった。ひたすら円盤欲しいと思う。しかしそのようなものはないので、三組のキャスト全部チケット頑張るべきだった。チケット買う時悩みながら一つにしたけれど、やっぱり全部観に行けばよかったと後悔。身体は一つだしお金は限られているし、まあ頑張ってもチケット取れるかわからないけど。でもスリルミーについては頑張っても良かったかもしれない。

観劇後友だちとご飯食べながらお芝居全然関係なく仕事の話とか家族の話とかしていたけれど、

「鬱って遺伝的要素があるらしいよ」

と言われて、どゆこと!?!?となった。話を聞いたら、遺伝的にセロトニンの分泌が少ない人がいるらしいということだった。セロトニンは精神を安定させる働きをもつ脳内の神経伝達物質のひとつだそう。

なるほど、それは知ってた。

いっとき、わたしもセロトニンが人より少ないのではないかと思っていたことがあった。鬱傾向だった時期に。で、セルトラリンを処方してもらっていたことがあった。セルトラリンは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬抗うつ剤。しばらく飲んでいたんだけど、ある時自分が元気過ぎることに気づいて、先生に

「わたし元気過ぎると思うので、もう飲む意味ないと思うんですけど」

と相談して、やめた。でも一年くらい飲んでいたと思う。体感的にはPMSを拗らせた感じだった。友だちと生理痛の重い軽いやらメンタルの揺らぎの重い軽いやら本当に人それぞれだよねぇと話した。

寝ようと思ってfitbitを見たら9,992歩でこれは一万歩にすべき!と部屋をぐるぐる歩き回る。あと八歩なのになぜかなかなか反応しなくてヤケクソになりながらぐるぐる回っていたらなんとか一万歩達成した。もう満足なので寝る。