2024年4月5日

今日の朝ドラは、主人公寅子が夜学の講師である若い男(調べたところ裁判官という役どころで、講師役は臨時に引き受けたという設定のようだ)に法律の勉強ため女子部に入学したいと相談するシーンがあった。女だからダメだと頭ごなしに否定する若い男に、偶然話を聞いてしまった寅子の母親は黙っていられないとばかりに

「そうやって女の可能性の芽を摘んできたのはどこの誰?男たちでしょ!」

と飛び出してくる。言われた若い男は社会の男女の制度のことを一介の人間である自分に言われても…とたじたじし「私に感情的になられても」と女を感情的とそしることで対面を保とうとする。そこで母親が放つ、

「自分にその責任はないと?それならそうやって無責任に娘の口を塞ごうとしないでちょうだい!」

というセリフは正直めちゃくちゃに爽快感があった。

まったく卑小なテーマで申し訳ないが、飲み会で男が女より多く払うのは不平等だとネチネチ語る男がいる。その場の話ではないので、彼の空想の話、概念の話で、よくもまあこんなに熱く語れるのかと思うほどなのだが、そんな時わたしが言ってやりたいのはまさにこういうことだ。

「あなたがそんなに男女の賃金格差について関心があるなんて知りませんでした!」