2024年3月1日

iPadのキーボードを買うか悩んでいる。格安のがいろいろある。iPad画面が大きいのがいいんだけれど、文字入力がしづらい。文字入力がしづらくて音声入力しているんだけど、音声入力はわたしの感覚とは何か違うなぁっていう感じ。

在宅勤務後、家を出たら、救急車と消防車が停まっていた。お向かいのお家らしかった。老夫婦とその息子夫婦と子ども、あと小さな犬のお家だったのだけれど、息子さんが落ち着いた様子で玄関に立っていらした。最近おじいさんのほうはお見かけしなかったことを思い出した。もうここに十年住んでいるのだからご近所の方も歳をとる。

池袋まで映画を観に行く。『哀れなるものたち』。会社の映画好きの人たちが観て面白かったと言っていたので毎月一日のサービスデー、観に行くことにした。大きな映画館の小さめなスクリーンは割と画面が近く、わざわざ度の強いコンタクトに変えて行ったんだけど、逆に老眼が辛かった。度弱めなコンタクトで行くべきだった。若干後悔。

映画は、非常にグロテスクな思考実験的映画で、これがエンタメに昇華されているところにびっくり。すごかった。よかったと言っていいのか悩む。自分にはなかったというか焦点を当ててきていなかった思考を提示されてビビった。美術が素晴らしく、映像もカラフルで美しかった。

夜の池袋駅はいろいろな人が静かにたくさんいる。駅前の喫煙所付近でタバコと缶ビールを手に語り合っている若者、酔っているのかそれが通常運転なのか地下通路の隅っこでコートかぶって眠ようとしている人、ぼんやり歩いている老人。いつになくホームレスらしき人に目線がいってしまうのは『小山さんノート』の影響。気になるけど、急に話しかけられても迷惑だろう。

二十三時過ぎに最寄駅に着く。駅前のセブンでカップのお惣菜を買って帰る。セブンを出たところで、プシュッと缶を開ける音がして甘い匂いがしたので振り向いたら、若い女性がほろよい的な缶チューハイを飲んでいて、いい夜ですねって一緒に乾杯したくなった。何もしないけど。シラフだったのに酔っ払いみたいな思考。

家に着いてから、カップのお惣菜と買い置きしていた氷結で晩酌。最高の金曜日。