2024年4月19日

実家のリビングに布団を敷いて寝ているのだが、深夜トイレに起き出した父親が「はあ、まいったなぁ」とため息をついているのを聞いて、わたしもそこから眠れなくなってしまった。でも布団からは出ず、何度も聞いているポッドキャスト聴きながら目を閉じる。

それでも少しずつ復活しつつある。悲しみを受け入れつつある。

父親の昔からの友人からのタケノコが届く。父親と母親で毎年楽しみにしていたもの。昼は食べたものの、夜は食欲をなくしていた父親が少し食へ前向きになれた。今日は若竹汁を作って食べた。美味しかった。

父親は明日は自分が煮付けを作ると意気込む。わたしはタケノコご飯が食べたい。母のレシピを探す。

昨日まではこの先真っ暗でここから浮上することはあるのだろうかとすら思っていたのに、今日ふとした瞬間に幸せを感じて、幸せを感じたことに驚くし、こうしてこの先も幸福に生きていける気がする。