2023年7月26日

今日は出社。昨日届いたおニューの日傘をさして行く。日傘は結局三千円しないものを買った。確かに吟味していたら買い逃すと思ったので。

去年の夏はほとんど出社しなかったから昼間外に出ることもなくて、日傘の必要性を感じていなかった。何故わたしは去年の夏ほとんど出社しなかったのか?と考えて、去年は9月に肺の手術をしたことを思い出した。予定通り入院と手術をするためには絶対にコロナに感染するわけにいかなくて七、八月はほとんど外出しなかった。

肺の手術は、左肺の四分の一の切除で、胸腔鏡手術だから身体へのダメージ最小限!とお得感醸されたけれど、やはり大変だったし、人生観にも影響を与える出来事だった。と思っていたのだけれど、忘れてしまうものなんだな。たまに感じる息苦しさにも慣れてしまったのだろう。手術を受けたのが去年だったことがにわかに信じがたく、手帳まで確認してしまった。

会社ではいろいろな人に話しかけ、いろいろな人とくだらない話をした。メインは在宅勤務で一人暮らしのわたしは日常でくだらない話をする相手は会社の人くらいしかいない。文字に書くと、わたしという人間がとてもつまらない人間のようだが、話し相手に困っているというのは事実である。つら。

家に帰ったら、昨日買った花の花瓶の水がだいぶ減っていた。花が水と吸い上げているのを見ると、生きているなぁ!と思う。人間も切り花みたいなものだ。水を吸い、花を開き、盛りのように見えて、もう切られている。わたしはこれを命の喜びとして感じているんだけれど、うまく言い現せない。